基本設定

あやかし

当企画にてあやかしとは《狐》《犬》《兎》の三つの種族を指す。

あやかしが本来の姿を隠し、人間に紛れて生活できるよう編み出された擬人化状態。

本来の獣の姿を第一形態、人間の姿をとりながら耳や尻尾など種族の特徴を残している第二段階(半擬人化状態)と、妖力を完全に体外に出しお面の形にして一時的に封印、完全に人間の姿となる第三形態(完全擬人化状態)がある。

当企画においては得手不得手の差はあれど、生徒全員がこの擬人化状態を習得しているものとする。

《狐》

・高貴な家系から一般家庭まで層が幅広い

・妖力、戦闘力はそれぞれ兎と犬の平均だが、変化能力の一点においては最も優れている

※6/10追記 後述の変化能力は"狐のみ可能"とする

《犬》

・代々兎の家系に仕えている者が多く、忠誠心が強い傾向

・妖力の扱いは三種族で最も劣るが、身体能力が高く物理的な戦闘に強い

《兎》

・由緒正しい高貴な家系が多い

・三種族の中で最も妖力の扱いに長けているが、物理的な戦闘に弱い


逢禍時高校

あやかしの減少を受け、別々であった狐・犬・兎の三つの学校が5年以上前に合併。

生徒は人間の高校生が受けるような一般的な科目に加え、あやかし特有の授業を受けている。

あやかしの授業は種族ごとに異なるカリキュラムが組まれており、

兎は妖力の扱い、犬は戦闘訓練、狐はその両方を半々に受けている。

そのため狐は兎・犬と合同で授業を受けることが多い。

またクラスは現在も種族ごとに分かれているため、異種族が科目授業をともにすることは稀である。

※現在各学年3クラス

 《狐》い組・ろ組・は組

 《犬》ち組・り組・ぬ組

 《兎》あ組・さ組・き組

妖力について

あやかしの持つ特徴的な力。

個人個人に得意な方向があり、種族によって使い方が異なるが攻撃・防御・治癒・変化等に使用される。

ひとりが体内に持つ基礎妖力量は兎>狐>犬。

妖力を多く消費し酷く枯渇すると強い疲労感や倦怠感、最悪気絶してしまうことも。


【種族による使い方の違い】

《狐》変化能力、単純な攻撃・防御、軽度の身体強化

《犬》強力な身体強化

《兎》攻撃・防御に限らず治癒やトラップ等の複雑かつ幅の広い用途

擬人化について

妖力を体外に出す技術を使って行うのが擬人化である。

耳や尻尾を残した第二形態(半擬人化状態)、妖力すべてをお面として封印した第三形態(完全擬人化状態)を指す。

第三形態では妖力を完全に体外に出しお面に封印しているため紛うことなき"人間の体"となる。

そのため第三形態では妖力は使えず、筋力体力等も人間と同レベルになる。

またお面と一定以上離れると強制的に擬人化が解け、本来の姿に戻ってしまう。

第三者によってお面が破壊されたら...人間からあやかしに戻ることはできない。

人間界へ赴く際は肌身離さぬことを推奨する。


第二・第三形態で髪色や爪や牙等を含む体格、更には性格まで影響をきたすあやかしもいる様子。

変化能力について※狐のみ

己の姿形を変える能力。得手不得手はあれど人型に限らず無機物に変化することも可能だが、たとえどんなに変化の得意な狐であっても100%そのものに変化することはできない。必ず"自分自身の一部が残る・変化対象と決定的に違う部分がある"等の穴がある。具体例として自分が変化対象について把握していない部分、例えば服の下や目立たない場所にあるほくろ等がある。

また不可能なことは

1.本来の種族以外の耳や尻尾を生やす

2.本来の種族以外の動物になる

3.完全な性転換

4.他人のお面を模倣する 等

特に3.完全な性転換 については異性の顔つき体つきを再現することはできても自身の最も男(女)たらしめる部分を変えることはできない

※6/10追記 自身の第二第三形態を除く自分ではないもの、第三者に姿を変えることを変化と定義し、

     "変化ができるのは狐のみ"とする

寿命・年齢と尾の数について

あやかしの寿命は数百年から長寿で千年ほどだが、逢禍時高校に通うのは人間の高校生と同じ年齢のあやかし。あやかし界の中でも赤子のようなもので、この先人間界とあやかし界のどちらでも生きていけるように学んでいるのが生徒達である。

特に若いあやかしということもあり、尻尾を複数もつ生徒はいない

神格について

特に狐に多くみられるであろう神社等の神格をもつ可能性のある家系について

「神格は一族の中で一人にのみ代々受け継がれている」こととする。

携帯電話等の連絡手段について

人間界で購入したスマートフォンや携帯電話に細工をし、あやかし界でも使用可能にしたものを所持している生徒もいるようだ。また個人によっては妖力を使用した雅な連絡手段もある様子。